ご存じのとおり、国家資格キャリアコンサルタント試験の実施団体は2つあります。
1つは、JCDA(日本キャリア開発協会) もう1つはキャリアコンサルタント協議会
学科試験は、両団体とも共通の問題なのですが、実技論述試験は両団体で問題内容が
違います。実技面接試験も両団体で評価のポイントが違うのですが、今回の記事では
実技論述試験は、どちらの団体で試験を受けるか?から対策を始めるべき、という
内容で進めていきたいと思います。
どちらの団体で試験を受ける?
まずは、2つの試験実施団体のサイトを覗いていただき、実技論述試験の過去問を
見比べてみてください。簡単に両者の試験の内容を比較するとこんな感じかと。
JCDA(日本キャリア開発協会)
事例が途中で2パターンに分かれ、2パターンを比較したうえで問題点の把握と
今後の展開を考えさせる出題となっている。
キャリアコンサルタント協議会
事例は1パターン。CLの主訴と問題点の把握、そして今後の展開を考えさせる
出題となっている。
以上比較すると大きく違いがあります。
私としては、どちらが自分にとって回答しやすいのか?次第で受験団体を決めても
よいくらいなのでは?と考えています(もちろん、実技面接試験での評価の観点も
両団体で違うので、そちらも含めて考える必要はありますが)。
![ルーク](https://shikaku.shu-dou.com/wp-content/uploads/2023/11/5c9d925bf43645d5b4570f7c22da4567.jpg)
とりすたんは、自身で論述試験が解きやすいと考え
JCDA(日本キャリア開発協会)の試験を受けたよ!
学び直しで資格試験の勉強を選ぶ場合は、資格の取得がモチベーションになります。
国家資格キャリアコンサルタント試験は、2つの団体が実施しますが、どちらの団体
の試験を受けるにしても、合格後は同じ「国家資格キャリアコンサルタント」の
資格として登録されるわけです。それならば自分にとって解きやすい問題を選ぶほうが
合格しやすいし、勉強も進みやすいと思うのです。
実技論述試験の特色
実技論述試験は、試験時間50分、設問数は4問、という内容は両団体とも同じ。
なのですが、実はこの50分という試験時間ですが、とてつもなく短く感じます。
たぶんかなり優秀な人以外は時間内にようやく書き終わるくらいで、見直しも充分
できないまま終了、って人がほとんどでしょう。なので問題として出された事例を
如何に効率よく読み、瞬時に内容を把握し、CL(クライアント)が抱えている
問題をどうやって解消していくかを考える練習(対策)を積んでいくことが必要に
なります。
![ルーク](https://shikaku.shu-dou.com/wp-content/uploads/2023/11/5c9d925bf43645d5b4570f7c22da4567.jpg)
ホントに実技論述試験は時間との勝負です(^^ゞ
ですから、過去問も含め、論述対策については下記を意識して行っていました。
・とにかく、多くの事例に接する
・試験時間が短いので、短時間で事例を理解し、今後の展開を考える練習をする
・自分が受ける団体の出題のクセに慣れておく
私が受験した頃は、論述試験に関するテキストが発行されておらず、ネットにUP
されている3回分の過去問だけが頼りでしたが、今はこんなテキストがあるのですね。
まとめ
今回は、国家資格キャリアコンサルタント試験の実技論述試験の対策について
記事にしました。ちょっとまとめてみます。
① まずは、2つある試験実施団体の試験傾向を理解すること
② 自分が試験を受けやすいと判断する団体に試験の申し込みをすること
③ 多くの事例に接しておくこと
④ 選んだ試験団体の出題のクセに慣れておくこと
⑤ 試験時間が短いので、短時間で事例を理解し、今後の展開を考える練習をすること
この5つが、今後試験に向けての課題になっていくでしょう。
今後は、それぞれの試験の内容に基づく対策を記事にしていきますので、ぜひまた
ご覧いただければ幸いです。
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