このサイトにはPRが含まれます。

国家資格キャリアコンサルタント 実技面接試験受験の前にここを確認しましょう!

国家資格キャリアコンサルタント論述・面接試験の対策
サイト内には広告が含まれています。

第25回の国家資格キャリアコンサルタントの 学科および実技論述試験を

受験された皆様お疲れ様でした。

 

今週末から実技面接試験が始まりますが、実技面接試験を受験される皆様に向けて

今日の記事では、私自身受験時に特段カウンセリング技術が優れていたわけでもないのに

とりあえず一発で合格したので、その際気をつけていた点を中心にお話することにいたします。

 

では、本題に移ります。ちなみに私はJCDAで受験しましたので、特に口頭試問の部分は

JCDAの実技面接試験をベースとしてお考えください。

 

 

まずは控え室の雰囲気を楽しむ

 

JCDAの試験でも協議会の試験でも同じだと思いますが、受験者はまず控え室に

集まります。その時点で緊張される方もおられると思いますが、私は緊張をほぐす

意味で「こういう実技試験って、どんな形で実施されるのだろう?」という興味に

転換していろいろ周りを観察していました。

 

どんな形でグループ分けされて、どんな形で試験室まで連れて行かれるのだろう?

という運営方法を見ているのが割と楽しかったのです。

 

また、受験者も様々で、年齢は若い方から私よりもだいぶ上の方まで、服装も私のように

上下スーツの方、ブレザーにボトムは思い思いの格好の方、もっとカジュアルな格好の方も

います。「この人能力ありそうだな」という風貌の方もおられますが、キャリコン試験は

入学試験や入社試験のような選抜試験ではなく、自分がキャリアコンサルタントとして

相応しいか?を判断してもらう試験なので、「他の受験者の能力なんて関係無い!」

と自分に言い聞かせるとよいでしょう。

 

結構そんな感じで”人物観察”をしていると、意外と緊張感が無くなっていくものなんですよ。

 

 

グループに分かれて試験室へ、そして入室

控え室から番号毎にグループに分かれて試験室に移動、試験室前の椅子に並んで

着席します。自分の番号を呼ばれたら試験室に入室して試験開始です。

 

正面に試験官が(私が受験したときは2人)着席していました。

そしてクライエント役の方と相対して着座する椅子の位置決めをしたら試験官から

ロールプレイの注意事項が話され、いよいよ開始です。

 

 

焦らないでいこう!

 

ロールプレイの練習をされている方なら、カウンセラーが焦ってしまうことは

「百害あって一利なし」ということを自覚されていると思いますが、それでも

緊張も手伝って焦りが出てしまう人もいるでしょう。私は焦らないように下記の点を

心がけていました。

 

(1)早口にならない

早口は、焦っているときに一番なりやすい現象ですね。どうしても先を急いでしまう。

でもこんなときのカウンセラーは「自己一致」できていませんし「共感的理解」も

不十分でしょう。

 

私は、クライエントの話のスピードよりもちょっとゆっくりになるように努めました。

 

(2)クライエントの話の終わりに一瞬間を置く

これは私が通っていた心理カウンセラー養成学校の講師からアドバイスされていたのですが

クライエントのお話が終わって即座にカウンセラーが要約を始めたりすると、それが焦りに

繋がり、クライエントにも「しっかり聞いて貰っていないのではないか?」という心が

芽生えてしまいます。

 

そこで、クライエントの話が終わったら1~2秒頷きながら共感をし、それから要約に入る

方法を採りました。

 

(3)ロールプレイの時間内に決着をつけようとするな

実技面接試験の15分間の間に設定されたクライエントの悩みが解決することなんて

できません。無理に進めようとすると一方的になってしまってカウンセリングにならなく

なってしまいます。

 

私は、時間内の決着は考えず、でもクライエントに何か気づいてもらうことを重視して

いました。クライエントが何かに気づくことで展開が生まれます。

実技面接試験のロールプレイの目的は、悩みの決着ではなく、スムーズな展開なのです。

 

 

その他注意したこと

 

(1)声は試験官にもしっかり届くくらいに大きく

声の大きさにも注意が必要です。試験官は少し離れた位置にいます。

ロープレの際の自分の言葉がしっかり試験官にも届くくらいの声の大きさがあれば

クライエントにも充分伝わりますので、それを目指しましょう。

 

声は大きすぎるとクライエントに圧や恐怖感を与えてしまい、マイナスになりますが

声が小さくクライエントに聞き取りづらいと、クライエントの信用も得られないので

注意が必要です。

 

(2)自分の態度に注意

クライエントの方が話しやすい雰囲気を作れていることが必要です。

カウンセラーとして表情や態度は注意です。また話の展開も一方的にならないように。

 

(3)オープンクエスチョンをしっかり使う

しっかりとオープンクエスチョンを使っていくと、カウンセリングが少しずつ

展開していきます。逆にクローズドクエスチョンばかりだと、クライエントも

「はい」か「いいえ」で話が終わってしまうので、カウンセラーとしては

話を展開させるのが難しくなります。

 

私もクライエント役の方へのオープンクエスチョンで少しずつ最初の悩みから

展開していきました。

 

たとえば「ど」から始まるクエスチョンを考えてみてください。

(例)「どんなふうに~?」「どのように~?」「どれくらい~?」「どの辺りが~?」

 

 

口頭試問について

15分間のロールプレイの後に、試験官による口頭試問があります。

これにしっかり答えられないと合格はできないでしょう。

ここでは私が受けたJCDAの試験における口頭試問についてお話しますが

クライエントの主訴や見立て、ロールプレイの自己評価等は、協議会の試験でも

問われるかと思いますので、参考にしてみてください。

 

(1)この15分間で出来たこと、出来なかったことは?

まずは自分自身を客観視して、出来たことと出来なかったことを整理して答えます。

必ず出来たことから話します(自分でわざわざマイナス面を強調することはない)

 

出来なかったことについては「今後こういうようにしていきたいと考えています」と

自己成長に繋げるように答えました(プラスの印象を持たれます)。

また、出来たこと、出来なかったことについては「~でした」「~になってしまいました」

断定的な言い方をせずに「~のように感じています」という言い方にしていました。

 

(2)相談者が感じている問題は何だと思うか?

これが「主訴」になります。相談者が何を訴えているのか?

どんなことを相談しに来ているのか?を答えます。

 

ここで下の(3)見立てと間違えないように答えないといけません。

 

(3)キャリアコンサルタントが感じている相談者の問題点は何か?

こちらが「見立て」になります。キャリアコンサルタントとして、この相談者が持つ

問題点は何か?を答える必要があります。

(2)の「主訴」と、この(3)の「見立て」をしっかり整理して答えてください。

 

(4)この後、どのように面談の続きを展開しようと思いますか?

こちらは、今後クライエントとの面談をどう展開させていくか?

を答えなくてはいけません。できるだけ具体的に答えることが必要と思いました。

 

(例)「今後~のような質問をしようと思っていました」

「今後、こんな技法を使ってこんなふうにサポートしようと思いました」

「アセスメントツールや情報提供を使ってサポートしていきたい」等々

 

(5)この資格はどのように活かしますか?

ここでは、本当の意味で自分の強い気持ちを伝えていくことが必要です。

学生の就活における企業の志望理由と同じですね。なぜそう考えたのか?

の理由も含めて答えることが必要でしょう。

 

私はキャリコン試験を受けた頃企業向けEAPの仕事を本気で考えていたので

その理由を含めてしっかり答えました。

 

 

最後に

受験される皆さんは、これまで沢山ロープレ練習して合格を目指されてきたと思います。

その練習の成果を本番でも出すには、本番で如何に平常心で居るか?が鍵だと考えます。

今回の記事で、テクニック的なことはほとんど書いていませんが、逆に平常心になって

日頃の練習の成果を出せるようになるヒントは提示できたと思っているので、ぜひ参考に

してみてください。

 

皆様に良い結果が出ることを祈念してこの記事を終えたいと思います。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました