この記事をご覧いただく皆さんは、キャリアコンサルタントの養成講座を修了
されたか、あるいは現在養成講座を受講中の方がほとんどだと思います。
そんな皆さんに向けて、一つ断言できることは
「養成講座で習った知識だけでは、学科試験に合格できない!」
ということです。その訳と、学科試験の勉強方法を次項からお話していきましょう。
せっかく、お金かけて養成講座受講したのに、なぜそれだけじゃ
合格できないの?
養成講座の勉強内容は資格取得に向けての入口に過ぎない
まず、養成講座が修了したら、どの回でもよいので学科試験の過去問を覗いて
みてください。4者択一の問題ですが、養成講座だけの知識では結構難しいと
思いますよ。
私自身も、養成講座を修了してから本格的に試験勉強をし始めましたが、
過去問をちらっと見ただけで「今のままじゃムリ!(@@;)」って感じたので、
ステップアップのための勉強に取りかかったのでした。
まず行った勉強方法は
「キャリアコンサルティング理論と実際」を読むこと。
今は、6訂版が出ているようですが、私は読み通しを2周させました。
この本には、今まで知らなかった理論家やコンサルティング手法、検査やテストの
数々が掲載されており、覚えなきゃいけない事項の多さに若干貧血気味になりましたが
私はまずこの本を資格取得を目指すための、養成講座の知識から一段階上げるための
「はじめの一歩」としては最適だと考えています。
2周させたら、過去問に挑戦してみる
養成講座での知識と、「キャリアコンサルティング理論と実際」を読んで知識を
追加したら、ぜひ一度過去問を本格的に解いてみましょう。
私が考える、過去問解答の機会”その1”です。
実際、私も2周読んだ後に過去問にチャレンジしました。
だが、3回とも惨敗でした(^0^;)
とりすたんは、過去3回分の過去問に挑戦したら、3回とも
60点にも満たなかったそうです(^^ゞ
合格点は70点なのに、ダメですねぇ~( ̄∇ ̄)
そこで、何をやったか?は次項にて
知らないワードを洗い出す作業を実践!
養成講座での知識や「キャリアコンサルティング理論と実際」を読んだだけでは
まだまだ知識不足だったのです。試験問題のウエイトが大きい「政府発行資料」も
ほとんどチェックしていなかったりし、「労働関係法令」も詳しいところまで
覚えていなかったのです。
養成講座の内容も、「キャリアコンサルティング理論と実際」の内容も決してムダ
ではありません。必ず必要なものです。
ただ、試験の範囲を勉強するためには、これだけでは足りなかったのです。
では、どう対処したか?
私は、まず過去問3回分の全150問の設問の中で
とにかく自分が全く分からないワードや、理解が薄いワード
について、すべて洗い出してみたのです。
上記が実際に洗い出しを行った際のものですが、いやはや知らないワードや知識の
薄いワード(キャリアの理論家の人名や政府発表資料の名称、労働関係法令、
労働関係の助成金等)の多いこと多いこと・・・(^^ゞ。
まず、この知らない、あるいは知識が薄いワードを重点化覚えるために、どう勉強
していこうか?考えたときに、自分の性格を考えてPCに入力していくのではなく、
自筆のノートでまとめていくことに決めました。
とりすたんは、アナログ人間なのと、ノートに書くことのほうが
キーボードで入力していくより自分の頭に入りやすい、と思った
そうです。
キャリアの理論や理論家を覚えるのに最適な本
さて、過去問を解いてみると、キャリアの理論や理論家の知識もまだまだ薄いと
感じたので、この時点で下記の本を購入しました。
こちらもキャリコン試験には必携ですが、私はこの時点でこの本を購入しました。
もっと早くに、この本に出合いたかった!
前項でご紹介した「キャリアコンサルティング理論と実際」も
この「新版 キャリアの心理学」も、国家資格キャリアコンサルタント試験を
受験するなら必携です!
特にこちらの「新版 キャリアの心理学」は、本の中の記述そのものが
そのまま設問の選択肢に使われていたりしますからね(^0^)
それだけでなく、やはりキャリアコンサルタントの勉強をしていくうえで
”キャリア”をどう考えていくか?クライアントをどう導いていけばよいか?
をキャリアコンサルタントとして考えていくうえでは、この2冊の本に書かれて
いる理論も実に参考になるので、今でもたまに書棚から引っ張り出して読んだり
しているのです。
キャリアコンサルタントとしての実践にも活用できる本です
さて、この知らないワード、知識の薄いワードの洗い出しにより、どのようにノートを
まとめていけば良いか?のガイドラインが自分で立てられるようになったので、この点
では成功したと思っています。
そしてノートにまとめていく”自習”を行っていくうえで、とってもお世話になった
のはのは、やっぱり「みん合さん」ですね。
特に過去問の解説は秀逸だと思いますし、ここの「楽習ノート」は、この内容だけ
では充分ではありませんが、どういった順序で各項目の勉強を進めていけば良いか?
の指標になりました。
キャリアコンサルタント試験は、養成講座での勉強だけでは合格できない試験です。
養成講座修了後に自主勉強して、知識やカウンセリングの技術を上げていかなければ
合格できないものです。
ある意味、孤独な自主勉強を進めていくうえで「みん合さんは」とても頼りに
なります。ただ、私は会員にはならず、一般で入れる部分だけ活用させてい
ただきましたが、これからキャリコン試験の勉強を始められる方は会員登録されると
良いでしょう。
まとめ
今日は、キャリアコンサルタント養成講座を修了後に更なるステップアップする方法
をお話してきました。
① まず「キャリアコンサルティング理論と実際」を読むこと
② 過去問にチャレンジすること
③ 過去問から、自分が知らないワード、知識の薄いワードを洗い出すこと
④ ノート作りしていくこと(PCやスマホの利用も可)
⑤ 「新版 キャリアの心理学」でキャリア理論や理論家の知識を深めること
以上が私が推奨する
「養成講座の知識からステップアップする方法」です。
次回、試験に向けてまだ時間がありますので、実践してみては
いかがですか?
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